メンター・グラフィックスは、三洋電機株式会社(本社:大阪府守口市、以下三洋電機)がメンターのCatapult C Synthesisツールを選択したことを発表します。主要な高位合成ツールを比較評価した結果、三洋電機は結果品質、開発期間の短縮、使い易さ、そして同社のC/C++設計フローへの適合性等に基づいてCatapult C Synthesisツールを選択しました。
三洋電機はこれまで動作合成を使って開発期間の短縮に取り組んできました。最近になって、同社は動作合成よりも一歩先へ進み、純粋なアンタイムドのシステム・モデルを入力とするアルゴリズム合成について検討することを決めました。
アルゴリズム合成はインプリメンテーションのための手間が格段に少なく、設計者は制約条件を使ってインタフェースと階層を指定するだけで、オリジナルのCソースを変更することなくFPGAあるいはASICをターゲットとした合成を実行できます。


●プレスリリース全文
http://www.mentorg.co.jp/event/application/cgi-bin/ml_jump.cgi?link=92&mail=1

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050524/105018/

「ワイヤー・ロード・モデルをやめました」

米Synopsysが論理合成「Design Compiler」を最新版に

論理合成中にレイアウト設計をある程度実行してタイミングのズレを抑える方法は,フィジカル合成ツールでも採用されている。しかしフィジカル合成ツールを使うには,レイアウト設計の知識がある程度必要だった。これに対して「Topographical」では,そういった知識なしでよいという。「自動レイアウト設計ツール向けのライブラリをASICベンダーから入手するだけ」(Hasson氏)とする。

 Design Compilerの2005年バージョンの出荷は,まず限定ユーザー向けに2005年9月から開始する。価格は,1年間のテクノロジ・サブスクリプション・ライセンス(TSL)で1072万7325円である。


【EDA】Mentorの合成ツールを三洋がマルチメディアLSIの設計に採用
米Mentor Graphicsは5月26日、アルゴリズム合成ツール「Catapult C Synthesis」を三洋電機が採用したと発表した。三洋は、次世代マルチメディアLSI設計用に同ツールを適用する。結果品質や、使いやすさなどが採用の決め手になったという。三洋では、より高い抽象度レベルから設計を開始して、従来よりも早く簡潔にRTLコードを生成できたという。



米Mentor Graphics Corp.は,三洋電機がMentorの動作合成ツール「Catapult C Synthesis」を採用したと発表した。三洋は同ツールを次世代マルチメディアLSIの設計に適用するという。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050526/105097/

三洋電機は,これまでにも,市販の動作合成ツールをLSI設計に適用していると発表している(Tech-On!関連記事1 同2 )。Mentorによれば,三洋はこれらの結果を踏まえ,既存の動作合成ツールよりも,抽象度の高いデータを入力できる製品を探していたようだ。Catapult C Synthesisは時間情報をもたない,いわゆるアンタイムドな記述からの合成ができることをウリモノにしており(同3 ),今回の採用に至ったと見られる。

 ニュース・リリースには,三洋電機の山内英樹氏(研究開発本部 デジタルシステム研究所,LSI設計技術担当主席)がコメントを寄せている。「Catapult Cを使うことで,より高い抽象度レベルから設計を開始して,従来よりもかなり早く簡潔なRTLコードを得られるようになった。アルゴリズム記述から自動的にASICおよびFPGAのハードウェアを設計可能になるため,ハードウェア設計者はコーディングに割く時間を短縮して,設計のより重要な分野に時間をかけることができるようになる」(山内氏)という。


EDA●三洋電機がSystemCと動作合成の適用結果を発表


三洋電機は,SystemCと市販の動作合成ツールをSoC設計に適用した結果を発表した。 2005年5月13日に米Summit Design Inc.の日本法人が都内で開催した「SystemCユーザー事例発表会」で,三洋電機半導体カンパニーの長尾文昭氏が講演した。今回使った SystemCツールは,SummitのSystemCのグラフィカル設計・検証ツール「System Desig n」と米Forte Design Systems, Inc.のSystemC入力の動作合成ツール「Cynthesizer 」である。

→追加情報は  http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050516/104703/


顧客満足。ビジネスの基本だが,いざ自分のことになると,なかなかピンとこない場合が多いのも事実だ。「こんなに良いものを作ったのに,売れない」と思ったことはないだろうか。作り手としては,モノを作ることが目的だが,多くの場合,使い手はモノ使うのは手段であって,目的ではない。このため,例えば,使うために手間がかかれば,モノが良くても使うことはない。


 半導体のチップで言えば,いくらチップが単体で素晴らしいとしても,ソフトウェアの開発や外付け回路開発の工数が大きければ,使ってもらえないことになる。チップ・ユーザーである機器開発サイドは,サービスやコンテンツ重視になっており,チップを使うための周辺作業には手間をかけられなくなっている。ここに,ビジネス・チャンスを見出しているのが,NECエレクトロニクスのデバイスSI事業部である。チップを使うための技術やサービスまでをまとめてユーザーへ提供する。例えば,携帯電話機向けのGPSチップセットのために,同社本社屋上にテスト設備を作った。


http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050512/104615/

EDA●米Mentorの動作合成ツール,検証用にSystem Cモデルの出力が可能に


 米Mentor Graphics Corp.は,同社の動作合成ツール「Catapult C Synthesis」に,新たにサイクル精度やビット精度のビヘイビア・モデル,およびテストベンチを出力する機能を追加した。従来のバージョンではアンタイムド(時間定義のない)のC++言語記述から直接,RTLを出力することしかできなかったが,今回はより抽象度の高いモデルをSystem Cで出力できるようにし,高速を検証したいとのニーズに応える狙いである。RTLと比較してシミュレーションを20倍~100倍に高速化できるという。なお,トランザクション・レベルの出力は2005年第2四半期に対応する予定である。


→追加情報は http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050509/104486/

EDA●マルチプロセサSoC,開発の準備は整っていますか

 複数のプロセサ・コアを集積する,マルチコアSoC(system on a chip)が注目を集めている。設計変更時期をギリギリまで引き付けられる,消費電力が小さい,設計の再利用性が高い,貴重なハードウェア設計者の工数を下げられるなど,さまざまなメリットが期待できる。しかし,魔法のランプではない。メリットを享受するには,開発でそれなりの工夫や努力が必要になる。


→追加情報は http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050509/104489/

Si Online●2004年の世界MCU市場,ルネサスがトップ維持し21%超のシェア


 アイサプライ・ジャパンは,マイクロコントローラ(MCU)市場における2004年の世界売上高ランキングを発表した。1位から3位は2003年と同じ顔ぶれとなった。1位は,21.3%の市場シェアを獲得したルネサス テクノロジである。4ビット品,16ビット品,32ビット品の各MCUでいずれも世界トップのシェアを確保したことなどが貢献し,第2位の米Freescale Semiconductor,Inc.(2004年の市場シェア12.2%),第3位のNECエレクトロニクス(同10.0%)を大きく引き離した。日立製作所と三菱電機による統合効果が継続しており,白物家電やデジタル民生機器,携帯電話機,パソコン周辺機器など幅広い用途で高い市場シェアを有したとする。ただし,自動車分野では若干苦戦したようだ。2004年の自動車向けMCU市場では,NECエレクトロニクスや富
士通,Freescale Semiconductor社,ドイツInfineon Technologies AG.がルネサステクノロジの市場シェアの一部を奪ったとする。
→追加情報は http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050509/104492/


mcu

INTERVIEW●「Synopsys社は微細化の進む半導体設計で課題解決に努力する」


将来のICの機能するサイズが原子レベルへと縮小するに連れて、エレクトロニクス業界にとっては技術進歩の継続に一段とコストがかかり、難易度も増している。
新たな問題としては、歩留まり率の低下、言葉にできないほど複雑な波長以下の微細なマスク、半導体チップ内で生じる熱ストレスによるクラックなどがある。
これらの問題は、機械的な技術だけでなくこれまでの回路設計とも関わっている。
ムーアの法則が適用されなくなったと騒ぐ人もいる。


□記事全文はこちらから
http://email.ebjapan.com/cgi-bin16/DM/y/emMF0OoHEv0VRQ0B3FZ0Aw


G・ムーアが語る「ムーアの法則の40年」
 シリコンバレーを作り上げた人々の多くは、すでにこの世にはない。数少ない例外のひとりが、Gordon Mooreだ。

 Mooreが生んだあの有名な法則が、この4月19日に誕生から40年目を迎えた。先日、Mooreは報道関係者との会見に応じ、エレクトロニクス産業の進歩、人工知能、中国の台頭、そして業界の創生期について語った。


http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000050154,20082948,00.htm