動作合成「PICO」の米Synfora,新プロセサを6月の42nd DACでデモ


 米Synfora, Inc.は,コンフィギュラブルな組み込みプロセサの新アーキテクチャ「ASPEN」を発表した。ASPENは,同社の第2世代動作合成ツールの主要なコンポーネントになる。同ツールは今年後半にリリースの予定。Synforaはまず,H.264のエンコーダをねらう。
→追加情報は http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050426/104276/

1チップのFMラジオ用チューナ,米Silicon Laboratories社がCMOS技術で実現

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050415/103792/

 

 米Silicon Laboratories Inc.は,外形寸法が4mm×4mm×0.9mmと小型のFMラジオ用チューナIC「Si470x」を開発した。

 

 欧州市場やアジア市場において,FMラジオの受信機能を備える携帯電話機の出荷台数が増えている。こうした背景から,携帯機器向けFMラジオ用チューナICの製品発表が相次いでいる。例えば2004年8月には三洋電機が,外付け部品が不要であることをうたうチューナICを発表した。

 

 開発品の製造委託先は台湾TSMCである。2005年5月ころから広くサンプル出荷を始める。量産出荷は,2005年10月~11月ころを予定する。

 

ST社,Philips社,Freescale社,SoC用IPブロックの開発と検証で提携
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050414/103758/


 3社は今回の協業を進める共同機関「LIPP(Library and IP Partnership)」を設立する。オランダのアイントホーフェンを本部とし,フランスのグルノーブルや米国テキサス州のオースチン,インドのバンガロールとノイダで事業を展開する計画。LIPPは,3社が65nm以降のCMOSプロセスでSoCを設計する際に,再利用可能なSoC IPブロックの提供とサポートを行う。

●沖電気がForte社の動作合成ツールを採用,SoCのIPコア開発期間を1/3に
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050414/103774/

 

 沖電気では同ツールを2004年末に始めたオーディオ信号処理用LSIの製品開発に試験的に適用。人手で変換した場合に比べても遜色のないゲート規模での設計ができることが確認できたため,本格採用を決定したという。沖電気では今後開発するSoCには同ツールを適用し,2005年末にはSoCの標準設計ツールとする予定である。

 

【EDA】Magma/ARM、低消費電力のSoC設計に対応するEDAツールを発表
米Magma Design Automationと英ARMは4月13日、低消費電力SoCの設計に対応する包括的な低消費電力インプリメンテーション・ソリューションを発表した。ユーザーは、ARMの低消費電力ライブラリ「ARM Metro」とMagmaの設計ツール「Blast Power」を用いることで、同期動作時の最適なパフォーマンスを維持しながらSoCの非同期モード時の消費電力削減を実現する、単一のインプリメンテーションが可能になる。また、スタティック、ダイナミック、過渡的なパワーや電圧降下の解析を行う「Blast Rail」も組み込まれている。

 

【EDA】沖電気Forteの動作合成ツールを導入しシステムLSI開発期間を短縮
沖電気工業は4月14日、システムLSIのIP開発に米Forte Design Systemsの動作合成ツール「Cynthesizer」を採用し、オーディオ信号処理用LSI開発の設計期間を従来比1/3に短縮したと発表した。Cynthesizerは、抽象度の高いアルゴリズムから高品質のRTLを自動生成することにより、複雑なチップやシステムの設計時間を大幅に短縮する。
沖電気は同ツールを順次採用し、2005年末にはシステムLSI開発の標準設計ツールとする予定。

●東芝,HD DVDプレーヤにIntel社の新型854チップセット採用へ
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050412/103643/

 

 Intel 854はインターネット接続が可能なセットトップ・ボックス(STB)やデジタル録画機に向けたもので,動作周波数が600MHzの「Celeron Mプロセサ」などを接続可能。DRAMは,DDRモード付きのシンクロナスDRAMを最大2Gバイト搭載できる。外部インタフェースとしてはEthernetやUSB 2.0,Ultra ATA/100などを備える。

 

●シャープ,C言語設計ツール「Bach」をVDECに供与,150の研究機関が利用へ
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050413/103686

 

BachはC言語入力が可能な動作合成ツールである。シャープは,Bachを中核としたシステム・レベルのLSI設計/検証環境を構築したことを2005年1月に発表済みである。同環境を用いることで,回路とソフトウエアの設計を並行して進めることが可能になった結果,携帯機器向けの画像処理LSIの開発期間を従来の12カ月から,約1/4の3カ月に短縮できたとしている。

 

NSW、システムLSIのターンキービジネスに参入

 ソフト開発の日本システムウエア(NSW)はシステムLSI(大規模集積回路)のターンキービジネスに本格参入する。顧客企業からLSIの設計を受注してファウンドリー(半導体受託生産会社)に製造を委託し、完成品を納入する事業で、7月から量産を始める。少量でも請け負える柔軟な利用形態を売り物に、ベンチャー企業などの需要を開拓する。


 LSIの生産はファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)に完全委託する。当初は月間30万個、年度末には100万個を生産する計画。


 NSWは顧客企業の半導体回路設計や製品の試験を担当し、半導体ウエハーに回路を焼き付ける工程をTSMCに、組み立て工程を台湾の日月光半導体製造(ASE)などに委託する。


 

[4月6日/日経産業新聞]

http://www.nsw.co.jp/

STマイクロ、日本法人250人に――営業組織を改編

 世界第6位の半導体メーカー、STマイクロエレクトロニクスは日本法人の営業体制を拡充する。2005年末までに人員を前年末比約14%増やし、250人に増強する。組織改編も進め、連結売上高の7%弱にとどまる日本企業向けの売上比率を1―2年以内に10%に引き上げる。


 日本法人はSTマイクロエレクトロニクス(東京・港、鬼鞍哲夫社長)。年末までに30人程度を中途採用する。マーケティングや顧客に対する技術サポートの要員を増やし、日本企業との取引拡大につなげる。


 組織改編は製品ごとに営業部隊が細分化していた体制から、半導体の利用領域ごとの事業部制への変更が柱。(1)自動車(2)携帯電話などモバイル製品とデジタル家電(3)コンピューター関連と産業用機器――の3事業部を設けた。


 

[4月6日/日経産業新聞]

http://www.st-japan.co.jp/

【DATE2005総集編】「ESLツールの本場は欧州」を実感
                            2005/03/27 01:33

 ESL(electronic system level)ツールの開発元もユーザーも多い欧州。それを実感できたのが,3月上旬にドイツ・ミュンヘンで行われた「Design, Automation and Test Conference in Europe (DATE) 2005」だった。同じ時期に米国のSan Franciscoでは,テーマ的に重なるEmbedded Systems Conferenceが開催されていたが,「ESLツールのユーザーは米国より欧州に多いのでDATEを優先した」(中堅EDAベンダーのマーケティング担当者)という言葉が,それを象徴していた。

記事詳細→http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050327/103054/?ST=edaonline
DATE : http://www.date-conference.com/
Embedded Systems Conference : http://www.esconline.com/sf/

本拠地がオーストラリアの米VaST
 米VaST Systems Technology Corp.はシステム・シミュレータ「CoMET」を見せた。同社はオーストラリアで起業し,日本や欧州を中心に製品を販売してきた。現在は米国カリフォルニア州Sunnyvaleに本社を置く。独Infineon Technologies AGとトヨタ自動車,キヤノンが3大ユーザという。これまでこの3社を含めて30社に300ライセンスを提供した。

Debussy,Verdiの米Novasがシステム・レベルへ進出

SystemC,VHDL,Verilog-HDLの混在モデリングが可能,仏Prosilog